「軍都」金沢における日露戦争の記憶

講座の内容

 金沢は、陸軍第九師団の司令部とその軍事施設が市内各地に配備された、軍都としての側面をもつ都市でした。そして、第九師団は日露戦争の主力部隊でもありました。そのため、日露戦争終結後に設定された3月10日の陸軍記念日には、金沢の市街地を舞台として日露戦争の勝利を祝う祝賀行事が毎年実施されていました。興味深いのは、陸軍記念日の祝賀行事が、明治末・大正期から昭和期にかけてその内容を変化させていることです。それでは、どのような時代背景のもとで、どのような意図のもとに、祝賀行事は変化していったのでしょうか。この講座では、陸軍記念日祝賀行事が変化していくプロセスを丁寧に読み解くことによって、金沢の軍都としての性格と、人はどのようにして総力戦に動員されていくのかを、みなさんと共に考えたいと思います。

講座概要

講座番号 2330
講座種別 公開講座(対面)
開催日 2023/12/02(土)
時間 13:00~16:15
キャンパス 金沢大学 サテライト・プラザ
会場 サテライト・プラザ
対象 一般
定員 40名
受講料 一般:1,500円
受付期間 2023/10/02(月)2023/11/24(金)
講師 能川 泰治
受講形式 対面受講
ジャンル 社会・経済・歴史

講座スケジュール

時間 内容 講師
13:00~14:30 日露戦争と明治末期の陸軍記念日祝賀行事 能川 泰治(人間社会研究域人文学系 教授)
14:45~16:15 大正・昭和初期の陸軍記念日 能川 泰治(人間社会研究域人文学系 教授)

講師紹介

能川 泰治
人間社会研究域人文学系 教授

遠隔地配信について

この講座は、金沢大学サテライト・プラザ(金沢会場)の講座を小松会場・珠洲会場へLIVE配信します。聴講だけでなく質疑応答も可能です。
配信会場での受講はお申込み不要・受講料無料です。


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